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映画「ハムナプトラ」を見た!      平成11年7月1日号

平成11年6月29日(火)11:00〜の川崎チネグランデで
映画「ハムナプトラ(失われた砂漠の都)」を見てきました。
   
「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」が好きな人には一押しでお勧めの一本!後悔させません。
 

ポスター
  スティーブン・ソマーズ /監督・脚本
ブレンダン・フレイザー
レイチェル・ワイズ
アーノルド・ボスルー
ジョン・ハナ
ケビン・J・オコナー


ストーリ
3000年前のエジプトの新王朝時代、国王セティ1世だけの愛人アナクスナムンと恋に落ちたイムホテップが追いつめられ、二人はセティ王を殺してしまう。
捕らわれたイムホテップは究極の呪いである「ホムダイ」の刑で生きたままミイラにされる。
時は1920年その「ホムダイ」の呪いで生き返るイムホテップは愛人アナクスナムンを再びよみがえらすために・・。

キャストについて
主人公リック・オコンネル役のブレンダン・フレイザーは、田原のトシちゃんとちょっと古いがMG5の宣伝に出ていた団次郎を足して2で割ったような顔立ちである。
1968年12月3日生まれ(30歳)現在、ロサンゼルスで妻のアフトン、犬のワイリーと暮らしている。

そして博物館に勤める古代エジプトの専門家エヴリン役のレイチェル・ワイズは、エジプト文字をすらすらと読んじゃう才女だが、美貌である。1971年生まれであるので27歳。

呪いでよみがえったイムホテップ役のアーノルド・ボスルーは南アフリカ出身で祖国では数多く舞台に出演している。見た目は頭がツルツルであるが、その鋭い目は一度にらまれるとたまらない。

その他のキャスティングはさすがと言うよりない。


見どころ
いきなり画面に出てくる新王朝の建物、今映画界をにぎわすCG(コンピュータ・グラフィック)ではない!
オープンセットで作られたそのスケールは、東京ドームをいくつも飲み込んでしまう大きさである。
そして、この映画のもう一人の主人公の「砂」である。CGでの演出はもちろんあるのだが、実写で作られた動きはドキドキさせられてしまった。
単純にドアのカギ穴から「砂」が入ってくるシーンは、何でもないことだが、その後に続く恐怖を想像させ、見るものを画面にくぎ付けしてしまう。
ミイラであるイムホテップが段々と人に蘇生していく段階でのCGは、CGとわかっているにもかかわらず、「すごい!」とつばを飲んでしまった。特にエヴリンに話しかけるシーンでは、あの「ターミネーター」時代では見ることの出来なかったスムーズな、しかも材質感がリアルな動きになっている。これは「ロスト・ワールド」の恐竜の動きよりも自然である。
ストーリーは、「インディ・ジョーンズ」系ではあるし、「何で〜」と疑問も残るのだが、「娯楽」として割り切れば、見てて楽しい。
ただし、虫系がわさわさと出てくるわ、ゾンビ系のミイラが高速で迫ってくるわで夏休みのファミリー向きではありませんのであしからず。

次回はサミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシーの「交渉人」
そしてショーン・コネリーとキャサリン・セダ・ジョーンズの「エントラップメント」を予定しています。お楽しみに。

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渡辺芳夫 (watnjp@yahoo.co.jp)