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myroomタイトル 平成23年10月1日号より

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パソコン専用スタジオからドラムスタジオに変更して3年。ゴム付きタイルカーペットで振動も心持ち減らして楽しく使っていました。ドラムの振動と言うのは結構家全体に響くもので、階下のリビングで少し気になっていました。そこで1年前に床にゴム材を敷いて合板で床を上げ、ローランドの電子ドラム用の防振マットを敷いてみたのですが、いつかちゃんと防振してみたいなあと思っていました。
今回、仕事先の方から朗報で防音部屋の移転で使用していた防振材が廃棄になり頂ける事になりました。
空っぽの部屋 まずは部屋の中のドラムと音響ラック、椅子やマットやベニア床などを
すべて外に出さなければなりません。
パソコンスタジオ時代よりは配線も簡単なのですぐにできるのですが、
移動はこれが結構、力仕事で腕も筋肉痛になりそうです。
すべての機材を出すと懐かしい床材が見えてきました。
防振材 これが防振材です。
ヤマハのアビテックスという防音室の床材の下に敷く240mm四方9mm厚さの
チップ材に高さ6mmのゴムが付いている専門の材料です。
一見「これで本当に振動が小さくなるの?」と思ってしまいましたが、
その実績から楽しみです。
防振材は50枚手に入りました。部屋は3畳ですので足りそうです。
防振材を置く ゴムを下向け床に横に6枚、縦に3枚の間隔で置いていきました。
合板の継ぎ目が両方乗るように置いていきますので
6枚×7列で42枚使用です。
床と防振材 床からこんな感じで16mm浮くわけです。
上から板を踏み込んでみるとゴムが挟まれて潰れるるのが解ります。
ちょっといい感じです。
合板を乗せる 防振材を等間隔に置いた上に12mm合板を乗せていきます。
このとき本来は合板と防振材が固定されるように
20mmぐらいのビス止めをすると聞いていますが、
今回は後で変更できるようにとりあえず置くだけにしてみました。
ゴム材 敷き詰めた合板の上に500mm四方6mmゴム材を敷き詰めていきます。
ゴムって結構重いのでここでも筋肉痛でござーます。
カーペット ゴム材の上に500mm四方12mmのゴム付きタイルカーペットを敷き詰めていきます。
写真ではゴム材と同じように敷いていますが、
この後気が付いてゴム材とずらして敷き詰めました。
ローランドマット これで部屋としては完成です。
その後ローランドの電子ドラム専用のマットを敷きました。
寸法もぴったりです。
ドラム置いて完成 外からドラムや音響機材を戻し、再度配線して完成です。
さてその効果はどうでしょう。
防音材の効果は
まず部屋の中ではあまり変化が感じられません。
しいて言えば床の弾力があるかなあ。まあ演奏には全く支障はないです。
叩いてもらい2Fのリビングで聞いてみました。
以前はちょっとバスドラムやスネアの表面を叩いた振動からの「コンコン」と言う音が気になる感じでしたが、
バスドラムを叩く振動が低い音質になり小さく「ボンボン」と聞こえます。
リビングのテレビの音の方が大きく、その音はまったく気になりません。
そして以前は叩いていることがわかった1Fでは、まったく聞こえません。
木造の家で3Fで床を叩く音が聞こえなくなると言うのは、凄いと思います。
ヤマハの技術を感心しました。
そして廃棄で譲ってくれた知人に感謝です。ありがとうございました。

       
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渡辺よしお