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   平成12年6月1日号  
平成12年5月30日(火)11:20am〜の川崎チネグランデで
映画「ミッション・トゥ・マース」を見てきました。
 
ポスター 「ミッション・トゥ・マース」
 配給:BUENA VISTA INTERNATIONAL(JAPAN)
 監督:ブライアン・デ・パルマ
 主演:ゲイリー・シニーズ、コニー・ニールセン
  <<<<<WATNの独断と偏見評価。>>>>>
      ●映 像  :★★★★★
      ●音 響  :★★
      ●ストーリー:
      ●キャスト :★★
      ●おすすめ度:

ストーリー
 2020年、火星に人類が移住する計画の元、初の有人による火星ミッションを実現した。マーズ1号はルークと3人の乗務員を乗せ、6ヵ月の長い宇宙飛行と火星着陸を成功させ、火星探査の段階に入っていた。
探査の成果は驚くものがあった。ルークらは、火星の地質に水の成分を発見する。それは人類が火星に移住するための大きな発見であった。
地球軌道の上にマーズ1号と交信している宇宙ステーションには、ジムがいる。
ルークらの成功を一番喜んでいるにはジムだった。
その調査結果で喜ぶジムのその時間に火星では分析のためにさらに調査しているルークに聞いたことの無い超低音が聞こえてくる。
突然の大きな砂あらし、そして、空に吸い込まれていく岩、そして・・・・
マーズ1号と宇宙ステーションの交信にはあまりの距離に20分の時間がかかるのだ。
マーズ1号の異変を知ったジムは救出ミッションを実行する。そこには・・・

キャストについて
ゲイリー・シニーズ
 1955年イリノイ州ブルーアイランド生まれ。『フォレフトガンプ/一期一会』でベトナム帰還兵ダン中尉役を演じ大ブレイクした。その後の『アポロ13号』では不運にもアポロ13号に乗れなかった宇宙飛行士を演じていた。

ティム・ロビンス
 デンマークのコペンハーゲン出身に国際派女優。15歳でショービジネスに入り、18歳でパリに移住。さらにローマ、ミラノ、南アフリカで女優として活躍し、6ケ国語に堪能である。『ディアボロス』の悪魔の娘役で一躍脚光を浴びた。


見どころ
 さて、困った!正直に描くのがWATNレポートである。見どころは映像。それしかない。2001年宇宙の旅のそれを思い出させるような壮大な視野。そして無重力状態のカメラワークと演技。一緒に見ていた典Pが宇宙酔いになってしまった。「気持ち悪り〜。」って。(竹造さんはビデオでも絶対に見ないようにしてください)
船内CGがよりリアルになり、カメラのコンピュータワークと一体化したそれは、特撮を越えていて「実写」としか見えない。
文頭に「さて困った」とはなにか。それは、見どころが「映像」しかないことだ。
ストーリーに至っては、SF物ではこんなにつじつまが会わない映画は近年めずらしいし、無理やり結論に持っていこうとする流れは納得できなかった。
まあ、娯楽と割り切ればいいのだろうが、前売りで1500円はもったいない気がした。
また3年ぐらいたってTVでやったとしても見ている時間がもったいないと思うかもしれない。
シュワちゃんの『トータルリコール』をみて喜んだ人にはお勧めかもしれない。

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渡辺芳夫 (watnjp@yahoo.co.jp)