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平成12年1月18日(火)10:30am〜の川崎チネグランデで
映画「エンド・オブ・デイズ」を見てきました。
           平成12年2月1日号   
ポスター 「エンド・オブ・デイズ」
 全米ユニバーサル配給
 監督・撮影:ピーター・ハイアムズ

 主演:アーノルド・シュワルツネッガー


ストーリー
 1999年12月31日、1000年紀最後の日、星が一直線に並ぶとき、地獄の扉がが開かれ闇の支配者・サタンが復活する。・・・次の1000年を支配するために。
しかしその運命を変える可能性を秘めた1人の女性がいた。そしてその女を守るために選ばれた1人の男性が立ち上がった。
世紀末ニューヨークを舞台に、人類の未来、そして2人の男女の生命を懸けた最終戦争の火蓋が切られる。

ジェリコ・ケイン(アーノルド・シュワルツネッガー)は元刑事だったが今では民間の警備会社でVIP専門の身辺警護を担当していた。
その朝、何者かに脅迫されていると言うウォール街のビジネスマンをガードしていたジェリコは突如ビルの上から狙撃された。間一髪致命弾を逃れた彼は、狙撃犯を追いつめる。狙撃犯の最後の言葉「1000年の時は終わりに近づいた。サタンが牢獄から解き放たれる。」


キャストについて
ガブリエル・バーン(サタン)
 1950年5月12日、アイルランド生まれ。スペイン語教師を経てアイルランドで舞台俳優としてスタートを切り、ジョンブアマン監督の大作「エクスカリバー」で映画デビューした。
アカデミー賞候補にも上がったことのある監督、脚本家である。
俳優として数々の映画に出演しており「ミラーズ・クロッシング」「仮面の男」などで活躍している。
彼の演じるサタンは冷酷残忍であるが、単なる『怖さ』ではない底知れない恐ろしさがスクリーンから襲ってくる。この役はバーン以外にはいないだろう。

ロビン・タニー(クリスティーン・ヨーク)
 1972年シカゴ生まれ。舞台芸術のシカゴ・アカデミーで学んだタニーは、シカゴ で女優としてのスタートを切り、ボブ・コズス監督の絶賛を浴びたインディーズ作品「ナイアガラ・ナイアガラ」に主演し1997年ヴェネチア映画祭で、みごと主演女優賞を射止めた。
サタンから狙われるクリスティーン。初めはなんのことだか理解できない。そんなクリスティーンがジェリコに助けられ、だんだんと恐ろしい世界に引きずり込まれていく。そんな感情の変化をうまい演技で見ているものをくぎ付けにしてしまう。


見どころ
まずはこのスタッフの顔ぶれをみていただきたい。
●製作:アーミアン・バーンスタイン・・・「エアフォース・ワン」
●監督・撮影:ピーター・ハイアムズ・・・「2010年」「タイムコップ」
●脚本:アンドリュー・マーロウ・・・・・「エアフォース・ワン」
●SFX:スタン・ウインストン・・・・・「T2」「ジュラシック・パーク」
●編集:スティーブ・ケンパー・・・・・・「フェイス/オフ」
●美術:リチャード・ポーランド・・・・・「バットマン&ロビン」
●主演:アーノルド・シュワルツネッガー・「T2」「トゥルーライズ」
まあここまでずらり並んだ人が作ったのだから言うまでもないが、すっごいです。(興奮しています。)
ちょっとしたTVバラエティーでも使われるようになったCG(コンピュータ・グラフィック)とSFX。しかし、このメンバーで製作された映画はそれらとはまったく違うものである。
あくまでもストーリーが先行である。ひと時期SFX見せたさの映画があふれていたが、このスクリーンマジックは見た人が全員引き込まれていくだろう。
そしてスケールが2桁3桁をちがう爆発シーン。これもただ壊せばいいという物ではなく、それは巨大な恐怖が客席に襲ってくるものだった。内容をここで話せないのがつらいが、2000年に皮切りにぜひお勧めの映画である。そして、シュワルツネッガー映画には今まで無かった結末が待っている。

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渡辺芳夫 (watnjp@yahoo.co.jp)