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楽器の中でもサックスは自宅で練習するには音が大きくてご近所迷惑になってしまいます。いろいろなメーカーから簡単に組立ができる防音室もありますが、とても手が出ない価格なのであきらめです。 ● トランペットは音が出てくる所が一つなのでそこをふさいであげれば音は小さくなります。しかしサックスはいろいろな場所から音がでているので、音を小さくするには防音室しかありませんでした。 しかし防音室のように楽器全体を包み込み、しかも演奏者はその外にいる。ケースに入っているサックスを演奏できれば音を小さくできる。。この素晴らし発想の商品がBEST BRASS社からでた「e-sax」です。 今回は友人が使わなくなったと言うことで借り自宅で試してみることができました。 吹いた感じなどレポートします。 写真のようにハードケースにすっぽりサックスが入ります。中はフエルト材で被われていて音の反射を軽減しているようです。 取り扱い説明書によるとフタをして演奏した時の音は-25dbとありました。 ● サックスもいろいろなメーカーと種類があって同じ形状ではありません。まずサックスの形状に合わせて付属のストッパーで調整しながら位置を決めていきます。そっと置きながら、ケースから出てくるネックの部分を決めます。この時、サックスの上の部分にかかるストッパーの場所を決定します。ストッパーは堅いゴムでできているので楽器を傷つける事はありませんが、無理な位置ではサックスの管体に力が加わってしまい歪めてしまうので気をつけます。 ● 次にお尻の支えの位置を決めます。ここにはサックスの重量がかかりますのでこの位置も慎重に決めます。 最後にフタの内部についている押さえの位置と出具合を決めるのですが、これがちょっと大変でした。フタと締めないと押さえ具合は解らないのですが見えない。支えのゴムはその他にくらべると柔らかく弾力があるので、きっちりした出具合は大丈夫のようですが、ガタツキはよろしくありません。 試行錯誤で横のゴムの穴から手探りで確認して決めていきます。 ● フタを締めると上の所からちょんとネックが顔を出していてちょっとかわいい感じ。そこにマウスピースを付けるのですが、結構な力がネックに加わるので、マウスピースはフタを開けて付けた方が良いみたいです。 ● このe-saxは減音だけではなく、中にマイクがありその音を増幅してイヤホンで聴けるのです。本体についている黒い10cmぐらいの丸い部分がそのアンプです。単4電池2本で動くので邪魔な電源ケーブルはありません。 しかもこのアンプにはエコーも付いているので自分だけホールで演奏している感覚で気持ち良く練習できます。そして電子メトロノームも搭載しているのでまじめな練習も外に音の事を気にしないでできるわけですね。 ● さてさてストラップをケースに付いているフックに掛けてまずは立って音をだしてみましたが、こちゃー重い。5分もしないのにちょっと休憩です。しかもストラップがその重みで首にくいこんでいる感じで辛いですー。 やはり座っての音出しがよいようです。しかもケースのお尻を上手くクッションなどに乗せて演奏すると楽チンですわ。 薄いケースですので、減音すると言ってもあまり期待はしなかったのですが、実際に吹いてみると、結構な減音です。これだとリビングでテレビの音ぐらいの音量です。 これは自宅で練習したいサックス演奏者には強い味方ですね。アルトサックス用とテナーサックス用の2種類が発売になっています。カーブドソプラノサックス用なんてあったらかわいいのになあと贅沢な事考えちゃいました。 テナー用 61950円 アルト用 52500円 製造:有限会社 ベストブラス 053-401-5256 取り扱い楽器店:スター楽器 03-3755-2131 |
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