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 2018年12月1日更新 
地元の黒湯温泉の銭湯の「千年温泉」が昨年から1年間のリフォーム休業し、今年9月にオープンしました。10月末にまた館内の取材をされていただきました。
画面1 以前取材させていただいてから早いもので15年も経っていました。(以前のレポート=2004年1月1日号)はこちらから。
玄関が少し角度を替えて斜めになり、空いた三角形のエントランスに大きな岩が日本庭園のようでリゾート温泉に来た感じです。そして中に入り下駄箱の鍵が木製でこれまた気分が高まります。
画面2 靴を入れてワンタッチ自動引き戸を空けロビーに入ると左側に券売機が2台。券売機の上部のボタンは通常良く使うボタンで下のボタンの4倍大きくて解りやすいです。大人入浴料470円のボタンと石鹸30円ボタンで丁度500円です。ソフトビニール巾着入り手ぶらセット300円(タオル、シャンプー、石鹸、歯ブラシ、男性=ひげ剃り、女性=髪留めゴム)も魅力的です。
引き戸の横には昔ながらの大きな柱時計が現役で時を刻んでいました。なかなかの雰囲気があります。
画面3 ロビーの左側にL字カウンターがあり、ご主人と三代目の深澤実千枝さんがいらっしゃいました。
今回のリフォームは親子連れにもゆっくり湯に浸かって楽しんで、地域のコミュニティーになるようにとの思いが込められているようです。
早くお風呂から出て家族を待っている間もこのロビーならのんびり気分で牛乳なども楽しめますもんね。
画面4 さて脱衣所に行くと、もう気分は箱根の日帰り温泉に来たようです。ロッカーは大きさが2種類用意されていてテニスラケットも入りそう。もちろん無料で鍵はコイル状のストラップなので腕に着けておけます。そして洗面台には有料ですがドライヤーも置いてあり、なにしろ綺麗です。
ここで火照った体を一度冷やしてから再度お風呂に入るのも気持いいと思いますよ。
さあ洗い場と内風呂です。自宅のお風呂では味わえないこの天上高と空気感。これだけでも満足してしまいそうです。
湯船の後ろの銭湯ならではの”絵”は、なんと細かなタイルで作られた「北斎の富士」です。実に忠実に再現されていてじっくり見て欲しい作品です。女湯には同じく細かいタイルで「赤富士」が再現されているので女性の方も楽しめます。
湯船も美肌効果のあるシルキーバス、血行が良くなる高濃度炭酸泉、水風呂そして座って肩に当てるジェットバスと立って入り太ももに当てるジェットバスがあり、いろいろ楽しめます。この太もも当ては運動後の筋肉ほぐしに効く感じでお勧めです。別料金のサウナも魅力的です。
洗い場も仕切りがある場所もあるので、横の人に気を使わなくてゴシゴシ洗えます。もちろんシャワーは温度調整できるタイプです。立って全身上から浴びる大きなシャワーもあるのでなにしろ楽しいです。
画面5 普通の銭湯だとここまでですが、千年温泉には鉱泉露天風呂があるんです。以前は岩で周りを作っていましたが、リニューアルした露天風呂は綺麗に整形した石で一人づつの仕切りをしていて周りが気になりません。ちょっとピリピリの電気風呂もあり身も心も引き締まりますよ。もちろん黒湯の天然鉱泉なので肌もすべすべで疲れもすっきりです。そして目の上の高さに格子があり驚くほど落ち着くのです。目線には京都を思わせる石庭が心を洗います。って言い過ぎのようですがそんな気分になってしまう演出のデザインです。
画面6
住宅街にあるリゾート温泉。自宅の風呂は便利ですがぜひリゾート気分に浸ってほしいです。
画面5 そして湯上がりに連れを待っているロビーには定番の牛乳もありますが、なんと缶ではないビールサーバーのPREMIUM生ビールもあるんです。これはたまりませんねえ。ただしお車で来た方はご遠慮くださいね。駐車場も10台分ありますので遠方の方にも入浴料470円で日帰り温泉。これは魅力的ですね。
最後に以前2階にあったカラオケステージは形を変えて広い多目的スペースになっていました。画面6日当たりも良くお子様が遊べるコーナーや有料マッサージ器もあり、奥の壁は鏡になっているのでダンス教室なども企画しているようです。
この場も地域のコミュニティーとしてワイワイしそうですね。

川崎市高津区千年新町20-4
044-766-6240
HPは http://www.chitosenoyu.com


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渡辺よしお (info@watn.jp)