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 平成15年9月1日号より

watn特集タイトル
8月の19日に天童の滝の湯ホテルに温泉旅行しましたが、天童の街中でおもしろいものを見つけました。
東京から新庄へ山形新幹線で約四時間。新庄の妻の実家に一泊して翌日弟に家の前からの車(BOXY)でホテルの玄関まで送ってもらいました(贅沢でしょ)。

画面2 まずは観光?ホテルに着く前に天童オルゴール博物館に行きました。この博物館は単に歴代のオルゴールを展示しているだけではなく、実際に演奏して聴かせてくれるんです。演奏時間はオルゴールがずらりと並んでいる第1展示室で9:30から1時間ごとに30分間。そしてパイプオルガンの第2展示室が10:00から1時間ごとに10分。博物館のお姉さんが説明してくれます。ちょうど入館したのが5分前でしたのでラッキーでした。最前列で聴きました。
博物館のお姉さんの説明によると、ここに展示してあるオルゴールは100年前の物も今でも演奏できるように調整しているそうです。特にオルゴールを演奏させるための穴の空いたディスクはもう作っている会社もないのでとても大事に扱っていました。その音は木の響きで奥行きのあるゴージャスで心に響きました。
写真の反対側に小さなオルゴールがありました。「煙草を吸うおじさん」やランプの炎が消えたり着いたりする「ピエロの手紙書き」などからくりになっていておもしろかったです。
画面2 さて天童と言えば将棋の駒の生産地です。街の中にいろいろな”将棋”が隠れてました。
天童駅から温泉街につづくメイン通りに見つけました。将棋の形をした街の地図です。この写真の地図の右に天童駅、左に泊まった滝の湯ホテルがあります。
画面4 歩いていると将棋とは関係ないのですが、懐かしい〜!物がありました。「横断中」とかかれた黄色い旗。小学生が道路を横断するときに持つ旗です。ずいぶん使い込んでいるようで入れてある管が中まで錆びていました。
画面5 右の写真わかりますか?電柱なんです。なんと道路脇の電柱に「詰め将棋」の問題が書かれているんです。とても数えきることはできませんでしたが三本おきぐらいに書いてありました。さてこれってどうやって解くのでしょう?頭の中で駒を動かして「ふんふん!」って納得するんですかねえ。WATNは将棋はできますが、「詰め将棋」って良くわかっていないんです。
画面6 電柱の詰め将棋でも驚いていたのに、下を見ながら歩いていると足で踏んでは罰が当たるようなきれいな”タイル”?。金将などと書かれている。なんと今度は歩道に書かれているというより歩道の石に埋め込まれている将棋の駒。そしてもちろん「詰め将棋」。今度は持ち駒もあって複雑ですねえ。その歩道の将棋の横にはちゃんと丸いせとものでできた椅子が4つありました。ちょっと一休みにいいですね。それとも”観戦席”なんでしょうかね。
画面7 メイン通りをちょっと横に入って裏通りに回ってみました。そこは温泉街の裏通り。スナックやこじんまりしたバー、居酒屋が立ち並んでました。まだ夕方の4時ですのでだ〜れもいません。夜はネオンがパチパチしているんでしょうね。
そんな裏通りの終りにタクシー会社がありました。そこで見つけたのがタクシーの屋根のタクシー灯です。なんと将棋駒の形に丸に「天」です。わかりやすいですねえ。もちろん会社名は「天童タクシー」でした。

画面8 ゆっくり温泉につかってすっかり体がふやけた翌日にまた弟が車でお迎えにきてくれました(すっごい贅沢ですねえ)。
足を伸ばしてかみのやま温泉まで連れていってもらいました。そこは「丹野こんにゃく番所」。なんとコンニャクの懐石料理でした。さしみこんにゃくやゼリーやこれがこんにゃく!?というようなびっくりする料理が続きます。とてもおいしいです。コンニャクをつかった料理は60種類以上あるということです。ものすごく遠いですが一度は食べてほしいと思います。
食事をとる座敷の前に販売コーナーがあってにぎわっていましたが、WATNが気に入ったのはこの「焼き鳥風こんにゃく」です。1本100円。見た目にはぜったいに鳥肉のねぎまです。そして食べたらびびびっくり。タレが焼き鳥のタレ。その触感は、柔らかな鳥肉?でもこんにゃくです。と文字で書くとなんだかミスマッチの印象になってしまいますがこれ、おいしいかったです。
画面9 そして最後の日には新庄駅にある「日本レストランエンタプライズ」が経営する「そば処 あじさい茶屋」です。ここは3年前に入ってお気に入りのそばがあるんです。昨年はなんと売りきれで食べられなくて涙で新幹線にのりました。今日は11時台に入店。「板そば!」です。これはそば粉の質と分量が普通のざるそばとは大きく違います。おいしいのです。うまいんです。もちろんちょっと高めですが後悔しませんです。
ちなみに「そば処 あじさい茶屋」はJR東日本の駅には多くあるのですがこの「板そば」はありませんでした。

と原稿を書きながらまた板そばがたべたくなってきました。おみやげの乾めんで我慢ですね。



 
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渡辺芳夫 (watnjp@yahoo.co.jp)