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平成11年9月1日更新号より

    
   Out Door WATN ペルソナ君旅行記

さて今回はペルソナ君(モバイルコンピュータ)を持って行った山形旅行記です。
1999年夏、ノストロさんもいらっしゃらなかったので、日本でも「暑い」で名がある山形県は新庄市に行ってきました。旅の目的の一つにモバイルでのメールのやり取り実験がありました。

モバイルのだいご味は移動中のアクセスです。使用した携帯はアステルPHSで、ペルソナの左側の差し込みにケーブルを接続、PHSは電源を入れてケース横に差しておきました。
さすがに新幹線の移動中はアンテナが立たず、ダメでした。移動中はもっぱらメール書きで、ためておき駅に着くや接続です。 この頃の新幹線は秒単位で運転しているらしく、駅での停車時間はまるで山手線のようで、すぐ発車です。 勝負は駅を出るまでに通信が終了するかです。
まあ今回の実験では帰りの郡山駅での最大33通がなんとか取れました。(段々と速くなる車中で冷や冷やでした。)
わたしがペルソナ君を選んだ理由は、専用ペンタッチです。 数ある小型ノートには、パッドや消しゴムの先みたいなグリグリなど多く、 わたしは、気にいらなかったんです。そして輪をかけてもっと気に入ったのが指タッチ!。いざ車中での操作となると意外に横揺れで、専用ペンでのポインターが定まらず少しイライラ感。そんなとき、ふと試みた指タッチ!見事に動くではないですか。これでパシパシとバッチリ操作。

ぺルWindowsCE ぺルアナログ端子 ペルソナ君はWindows CEですが、Mac派のわたしでもストレスを感じないほどです。
ペルソナ君のOSはPERSONA OSだとわたしだけ思っています。とにかく、カスタマイズができないので、何がどこでと考えなくて済むんです。
しかし、必要なことはだいたい設定してあるので不自由は感じません。
 旅行先ではあいにくPHSは圏外で使えなかったんです。ここ山形県新庄市ではやはりNTTが一手で仕切ってました。私の「アステル」はどこにも(新庄駅ですら)アンテナがありません。
そんなときペルソナ君には、普通電話の端子が用意されています。モデムが内蔵なんです。ちょっと電話線を拝借して接続。もちろん山形アクセスポイントだから3分10円で済みました。

ぺル立ち木の下 ぺル木かげベンチ さてさて、何人かの方にはモバイル実験に付きあっていただきありがとうございました。そんなメールは暑さの山形では木かげでのんびり書いてました。
なんせメール書きでしたら4時間は余裕で、まだ50%のバッテリーが残ってました。何時間できるかはこちらが持ちませんので実験はそこまで。山形は暑いと言っても木かげに吹いてくる風は、東京のクーラー外機からの熱気のそれとは違って忘れていた「それ」でした。

ぺル座り木かげ ぺル指タッチ ペルソナ君はリゾートには欠かせないアイテムの一つだと思います。
ちょうどももの上で安定。表示の液晶も180°も開閉するので、見やすい位置にできます。そしてアプリケーションを立ち上げるのにワンタッチキーが用意されていて、パネルのタッチもしなくてもOKです。
ただ一つだけ注文があるのが時間が短縮されてもいいので、木陰で画面がはっきり見える明るさがほしかった。
AC電源で使うときの明るさが電池の時は自動で一ランク落ちるのである。 使用時間の関係だろうが、時間よりも明るさを欲しがる人もいるのだから。
満足、満足のペルソナ君でした。
 



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渡辺芳夫 (watnjp@yahoo.co.jp)