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平成22年9月1日更新
● 空気自体が暑い東京を後にあの昔ながらあのふわっとしたなつかしいかき氷を求めて山形県に行ってみました。 ● やまびこ111号が山形新幹線の終点新庄駅に13時45分到着し、そのまま近くの「悠豆里庵(ユトリアン)」に直行です。 実はこの悠豆里庵は「のどやけだんご」で有名なあんこを作る佐藤製餡所が工場の横に出しているお店で、いろりのようなテーブルが二つ置かれていました。メニューには白玉おしるこ等の甘味。その中に夏限定のかき氷があるのです。もちろん注文は「練乳が入ったいちご」。 氷は俗に言うフラッペ。製氷機で作った氷を機械で砕いた感じだったので今回求める「昔ながらのかき氷」とはちょっと違ったのですが、そのシロップがここのオリジナルでジャム作りのように煮込んだイチゴがそのまま何個も入っています。「これは!」と思わず絶賛するおいしさです。 あのふわっとした昔ながらのかき氷にこのシロップだったらと・・食べたーい!
● 新庄駅から陸羽西線に乗り換え升形駅下車。そこから車で約7分。鮭川小学校の前にある野崎冷菓店に行ってみました。 店内は4人掛けのテーブルが5つ。昔ながらの細いパイプの足で「食堂」と言う感じ。 到着したのは夕方4時30分でしたが満席。少し待っている間に壁に貼ってあるお品書きをみましたが、かき氷だけ。全13種類。その中で何だろうと不思議に思ったのは「ミルクミルク」ミルクのかき氷にミルクが掛かっているダブル物みたいです。 注文はもちろん今回のテーマである「イチゴミルク」です。 注文して5分ほどででてきました。「ん?あれ?」とちょっと私の求めていた「昔ながらのかき氷」とは違いました。 器をそれなのですが、ずんぐりむっくりな形。そしてスプーンを入れた瞬間「堅い!違う。」とちょっとがっかりしちゃいましたが食べたらあらら不思議な感触です。まるでシャーベットのようですぐに溶ける。そしてのどを冷たい甘い液体が急激に冷やし”きたー”。そういえば注文してから「シャカシャカ」と言うかき氷器の音がしていない。実は一度かき氷をシャーベット状にして冷凍保存し、注文があるとそのシャーベット状のかき氷を器に乗せているという手間の掛かったかき氷だったのです。味はおいしかったですが、シロップは市販の物みたいですね。 あのふわっとした触感が無かったのは残念でした。
● ヨークベニマルなど立ち並ぶショッピングセンターにあるファミリーレストランまるまつの「かき氷あります」ののぼりが私を引きつけ「まあこう言うファミリーレストランチェーン店じゃ例のフラッペの機械だろうなあ」と思いつつ入ってみました。 季節物の一枚メニューに「ふわふわかき氷」とはっきり書いてあり、その写真もフラッペっぽくありません。すぐに注文。もちろん「いちご」ここはいちごにミルクがかかっているみたいです。 さあ、やってきました。冷たいのど対策で熱いお茶も用意して食べます。 まずはスプーンを入れた感触は「昔ながらのかき氷」です。やっと会えたね。 そして口に運んで「ああ〜この市販のシロップがこのふわふわの氷に溶けて甘い〜」とその味でした。探し当てたかき氷がファミリーレストランとは落ちがありましたが会えてよかったです。 贅沢な事を言えば器が今風なのが残念。そしてシロップが全体に掛かっていて白いかき氷が無かった事でしたー。
● やはりあの昭和の象徴の大きな四角の氷を回してかんなのようにシャカシャカするかき氷器は存在しないのでしょうか。 いや、初心に返ってもう一度新庄駅周辺を探すことにしました。 この企画に賛同してくれた地元の有志にもお手伝いいだき、夏の日差しに焼かれながら数軒おじゃましました。 ● そして駅前からメイン通りに入った交差点にある喫茶店に入った有志から携帯へメールが入りました。「ありました。」と。 駆けつけると懐かしい昔の喫茶店です。注文はもちろん「ミルクいちご」です。 静かに待っていると今風の「ガラガラ」と言う音が聞こえてきません。これは!。でてきたかき氷は真っ白な雪のようなかき氷にうっすらイチゴ色。これです。出会いました昔ながらのかき氷です。もう大満足でした。 ご主人にお願いしてかき氷器を見せていただきました。 新庄駅前ですのでぜひぜひお立ち寄りください、おすすめです。 昔ながらのかき氷はのどに刺さりませんん。・・また食べたーい!
● 駅前から始まった探索ですが、本通りをまっすぐ行った最上公園手前で懐かしいお店屋さんを見つけました。その店の横に続く6人掛けのテーブルと細いパイプイスが並ぶ駄菓子屋さんのようなかき氷コーナー。 座った私の左がかき氷を作る場所なのですがそこにあのかき氷器がデン!と置かれていました。 注文すると大きな保冷庫から10cm四方の氷を出してシャカシャカしてくれました。思わずお願いして写真。 大盛りのかき氷が出てきました。もちろん味はおいしい。白い氷だけでも口に含んだ味がおいしい。ご主人に話を聞くと氷にもいろいろあってここで使っているのは何日もかけて凍らせている氷だと言うことです。実は先ほどのピノキオさんに氷の選別や歯の出し方などを伝授したかき氷の師匠と聞き驚きました。 この新庄では昔ながらのかき氷器を使っているのはピノキオさんとこの青木商店さんの2軒でした。 新庄駅からだとちょっと遠くなりますが最上公園を訪れる時はぜひぜひお立ち寄りください。満足すると思いますよ。
おお〜想像しただけでブルブルしちゃいました。ごちそうさまでした。 取材にご協力いただいたお店の方には心より感謝いたします。 ありがとうございました。 |
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