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●一通のメールからこの取材は始まったのでした。WATNは先月東芝のHD DVDを購入したのですがその時にユーザー登録。そしてその登録したメールアドレスにお知らせメールが来ました。そのお知らせの中で上野の国立博物館で開催される「東芝130周年記念イベント 驚き!130年モノづくり物語」の事が目にとまりました。なんだか興味が沸いてさっそく取材申込しましたが、快く許可いただきました。![]() 展示場の壁に掛かったパネルや東芝のホームページ [ TOSHIBA SPIRIT継承するDNA]によると「万年時計」は田中久重氏が京都で開いた「機巧堂」という店で1850年から翌年にかけて設計・制作したということでした。 世界で日本だけが制作した(不定時法に合わせた)実用の機械時計で、日々変化する昼夜の時間、季節の移り変わりを1年間自動で表示する究極の和時計です。と書いてありました。江戸時代の自然と共生する生活がここにありました。 そして1873(明治6)年、田中久重氏が75歳の時に上京し田中製造所をおこし電信機などを製作、後に東芝の前身となる芝浦製作所に発展しました。 この「モノづくり」のDNAが現在の日本の技術に繋がっているのだと。。 その「モノづくり」のこだわりは手を抜くことを嫌います。中の歯車ひとつも妥協を許さないすばらしい作品です。 ![]() どうもこの大きさの写真だと左の装飾も「書いている」ように見えてしまって残念です。この三角の図案は一本一本の部品を組み合わせているんです。なにしろ驚いたのは六角形の図案に組みこんでいくのですが、それがどこもひずみが無く一周した時にもぴたりと合っているんです。もう芸術品です。 ![]() 会場にはその七宝焼きの工程を解りやすく説明するために、その工程ごとの製造途中のモノが別に展示してありました。 ![]() その構造は実に複雑ですのでちょっと理解できなかったのですが、なにしろその季節の太陽の位置などが解るという事でおどろきでした。 その太陽の動きの時計を被うガラスもこの時計を復元する為に作られました。その工程もわかりやすく展示してありました。 他にも京指物、木彫、蒔絵、螺鈿、金属工芸など京都の職人さん達の手によってつくられました。 ![]() しかしWATNが感動したのが立体テレビ「3Dディスプレー」でした。いままでは特殊メガネなどを付けて見ると映像が立体に見えるモノがありましたが、これは何も付けずにそのままでも画像が立体に見えるんです。不思議〜な感じですが確かに奥行きがあります。写真では無理ですよねー。残念です。 ![]() その展示室の前には「力とエネルギーの関係」や「電気の話し」など楽しく実験しながら体験していくコーナーがあります。ちょっと遊びながら1mもあるプロペラを天上まで飛ばしてみました。おもしろ〜いです。 展示室で目をひいたのがこの「電子計算機」今でいうコンピューターです。写真のツブツブはなんと一つ一つが全部真空管なんです。その数。。。。無数。。。これで2進方の計算をしたわけです。 ![]() ![]() ちゃんと右の奥にプリンターがありますね。 もちろんモニター画面はモノクロでした。 ![]() ![]() そして科学への興味から明日のモノづくりへの一歩を踏み出してください。 ●今回の取材に快く許可していただいた東芝130周年記念イベント事務局の方に心よりお礼いたします。ありがとうございました。 |
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