もどる |
平成27年7月1日更新
|
●
品川駅港南口からズラーッと大手企業が入っているビジネスビル群の品川インターシティ。その外れ近くに三菱重工のショールーム「M's Square」があります。ちょっと気になったのでのぞいてみました。 コンコースから入るとそこは三菱重工本社の受け付けロビー。正面には受付け嬢。その横には制服の警備の男性がこちらを見ています。ドキドキ! ● ロビーにはアートともとれるオブジェのような物体があります。下にあった説明パネルを読むと、あのH-2型Aのロケットエンジン「LE-7A」と言うことです。これ1台で旅客機ボーイング747のエンジン4台分の威力なんですって。実感がありませんが凄いみたいです。 そうなんです。三菱重工はH-2型Aロケットの全体のとりまとめをしている会社だったのです。 ● 受付ロビーの左にショールームの入り口がありました。 入り口に「ご自由にお入り下さい」とあったのでちょっと安心。 まずは目に入ってきたのは明るいイエローのロボット「wakamaru」君。受付のおねえさんの話では、会話ができるとのこと。さっそくパネルの「自己紹介」をタッチすると充電基地から一人で私のところまで動いてきて名前や自分の事を話してくれました。そして「こんにちは」と話掛けると「こんにちはようこそいらっしゃいました。」と流ちょうに話します。動きは犬のおとうさんちのロボットほどではありませんがこのwakamaruくんも人工知能を備えていて会話を積み重ねていくと成長していくのだそうです。 ● ここには三菱重工が携わった製品などが博物館のようにミニチュアで展示してありました。少し前にニュースで取り上げていた国産のジェット機MRJのミニチュアも展示してあり、そういえばこのジェット機も三菱重工がやっていたんですよね。 実物のシートもあり、実際に座ることもできました。ちょっと硬めでしたね。 ● いろいろな展示の中でちょっと気になる物がありました。一見大型船の先端部分を切ったカットモデルだと思ったのですが、実はこの姿が完成品の船だったのです。まあなんと言う変な形ですがこれには同然意味があるわけです。 ノルウェーの大手資源調査会社のペトロレウム・ジオ・サービス社からの発注で作った船で、海底の資源を調査するためだけに作られ、良くは理解できないのですが船の先端からエアガンで衝撃波を発生させ、海底面や地層境界に当たって跳ね返ってきた波を船尾からのびた24本のセンサーで捕らえて分析する、らしい。その為今までの40m程度の船の幅では1本のセンサーでくわしい調査が困難。横幅が70m必要となり、この形になったと係のおねえさんが説明してくれました。 ● むずかしい話は解りませんが、必要に応じて設計するわけですが、結果この形はおもしろいですね。船の設備は豪華客船のようで部屋も豪華、船のデッキにはなんとプールも完備してようで乗ってみたいとは思いますが、航海は遠慮しますね。だって資源調査に出港すると何ヶ月も航海しているんですって。ただ聞くとことによると現在の日本ではこの船が使用できる港はないそうです。 あっと言う間でしたが楽しい時間でした。品川駅から歩いて5、6分ですのでご興味のある方はぜひ行ってみて下さい。入場は無料です。 本社にあるので土日祭日と年末年始はお休みですからご注意です。 |
もどる |