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 平成23年9月1日更新

画面1 国道47号線に国土交通省が出してある看板を見つけ、山形県大蔵村地区にある地滑り資料館に行ってみました。
さて場所も地図もありません。
その看板には国道458号線への矢印と15.6kmとだけ、そこで地元のNさんに案内をお願いしたのですが、さすがにNさんも行ったことがない。
とりあえず看板の矢印の方向へ15km行ってみることにしました。
画面2 車で約20分の山道を行くと、見過ごしてしまいそうな案内看板がありました。
車が1台やっと通れる山道を約5分ほどいき、スレスレのトンネルを抜けると、その先に見えてきたのが普通の2階建ての家。近づくと「豊牧地滑り資料館」と細い看板がありました。
どうやら無人の資料展示館のようです。
1階の玄関を入ると右に倉庫、奥はトイレ、左に階段があり、2階への矢印。
階段を登るとあれれ?「測定室」と書かれています。
画面3 まっいいかーとドアを開けるといきなり展示室になっていました。
無人ですが、観覧者の記入ノートがあり、山形県外からも8月には数名来たようです。
私も実名で書いてきましたよ。
目の前に地滑りの対策事業模型がデンっと置かれています。ボタンを押すと事業について説明のお姉さんが勝手にしゃべり始めました。
壁には地滑りのメカリズムや日本の地質と地滑り分布などパネルで紹介していました。ビデオで観覧もできるようです。
画面4 ガラスで仕切られた奥の部屋には鍵が掛かっていて地震計みたいなグラフを書く装置や何やら精密機械のような箱。
ガラスには「地すべり自動監視」と書いてあったので、ここは無人の地滑りの観測所みたいです。
展示を見た後の出口はなんと展示室がある2階から外にでるようになっていました。
混雑すると階段が混乱するので一方通行になっているんですね。(混乱するくらい人が来ると想定しているらしい)
画面5 その出口のドアの前には光センサーが人数をカウントしているようです。
でも張り紙に「見終わった方は展示室のエアコンを切りにしてください」と。
でもエアコンのスイッチが見当たりませんでしたのでそのままドアを閉めて後にしました。
画面6 近くに排水トンネルや集水井もあるようなのですが、ちょっと探せませんでした。
バスもなければタクシーでもちょっと来てくれるかわからない場所の小さな資料館でした。何か発見した満足感がありました。
地元のNさんありがとうございました。

 
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渡辺よしお (watnjp@ybb.ne.jp)