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 平成26年12月1日更新
画面2 2年に一度の楽器の祭典「楽器フェア」が1年お休みもらってスケールが大きくなって3年ぶりに戻ってきました。
会場は東京ビッグサイト西1・2ホールです。
建物に入ると大きなアトリウムになっています。アトリウムの奥には特設ライブステージがあり、何やら準備をしていました。
まずは前売り券を当日パスに交換です。チケット売り場の横のカウンターで首からかけるパスをもらい、各会場で見せるだけで自由に出入りできるフリーパスなのです。
画面1 まずはピアノが多く出品されている会場に入りました。そこで目についたのは、あれれ??何か変?・・・・。そうです、ピアノの鍵盤が真っ白。黒鍵が無いピアノです。どこが”ド”だか解らないですー。
名前が「SINHAKKEN」新白鍵という世にも不思議なピアノです。このメーカーが大手のピアノメーカーと違うのはその宣伝サイトです。YouTubeをご覧になりたい方はここをクリック→画面2 私としてはピアノ系は私の目ではあまり変わらなかったので、隣のギターなどの会場に行こうかと思っていたらドイツのホーナーの展示の横には小さいステージでドレスの女性が心地よい音色で演奏していました。
山下伶さんというクロマチック演奏家でした。ハモニカってこんなに凄いって聴き入ってしまいましたー。 画面1 この会場は電気を使わない楽器群のようですが、電気をたっぷり使う照明器具のブースは奇麗でした。やはり主流がLED。コンピューター制御されて、LEDライトが首を振っていました。LEDの青って素敵ですよねえ。
画面2 さて、お次は電気を使った楽器群やギター関係ですね。オーソドックスなギターから色も形もこれ以上無いというぐらい派手なギターまで所狭しと展示していました。まあ変わり物としてはESP専門学校生徒の作品ですかね。
ギターが多い中、つい立ち止まってしまったのが、「真空管」の展示。私のもっているフェンダーのアンプにも使われています。時代の進みでいつ無くなってしまうのかなあと不安になったことがありましたが、新たに輸入して販売しようと言ううれしい会社が展示していたのです。この会社は楽器や音響機材のレンタルで知っている「サウンドクルー」。全国ツアーなどでスタッフが大勢参加しています。
画面1 このごろの女性アーチストが増えたおかげでギターだけでなく、ケースやエフェクターなど小物製品がカラフルになってきましたが、ついにアンプも色だけでは無く柄もかわいくなちゃいました。ちょっとおっちゃんには似合わないですねえ。
画面2 楽器フェアーでは何か珍しいものが無いか探すのも楽しいんです。いきなり目についたのは四角い長細いアルミのような箱。担当者に詳しく聞いてみると、箱の中に13本の弦が張ってあり1本1本チューニングができるんですって。その弦に入力した信号が共鳴して鳴るとのことでした。インドの楽器シタールの原理ですね。あいにく初日だったので、調整が完ぺきではなく、共鳴音が小さかったですが面白い楽器にはまちがえありませんね。
画面1 大きな会場ならではの広い販売コーナーがありました。絶版になった楽譜がずらーっと並んでいました。今となっては手に入らないとあきらめていたバンドスコアも探せばあるかも〜。
画面2 出店者が思い思いの楽器小物やアウトレット商品を格安で展示販売していました。箱が壊れているだけの楽器小物がお買い得でした。
新品の楽器が並ぶ中、レトロな風を肌で感じました。足踏みオルガンです。メーカー名にヤマハとありました。歴史を展示するコーナーではなく展示販売で置かれていました。買う人いるかもー。
ギタークラフトのお店ではネックの木材から配線済みのエレキギターのボディとか格安で販売していました。



画面1 さてさて結構な歩きで足も痛くなってきましたが、今回の楽器フェアーで一番ご報告したいがっきが、このエレキギターU-ZENです。この塗装は加賀友禅の技法で作られた伝統工芸なのです。その加賀友禅の中でも「小紋」をあえて「komon」とし英語の「common(共通の意)」に掛け合わせ世界に向けて広めたい。写真ではこんな感じしか伝わらないのでもどかしいですが何かのチャンスがあったらぜひ見て欲しい楽器です。

 
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渡辺よしお (info@watn.jp)