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●川崎駅から立川駅を繋ぐJR南武線。その川崎駅から一つ目の尻手駅。その高架の電車から見える「電気の史料館」という建物が気になってました。 そして今回取材を申し込みました。 ![]() ★川崎駅西口発(9:50 10:50 11:50 13:10 14:10 15:10) ![]() 入り口を入ると大きなロビー。目の前が広〜く開けます。さっそく左にある入場券の自販機で大人1枚500円を購入して半円形のおしゃれな受付に行きました。笑顔の受付のおねえさんが今日のツアー(無料で専門家の方が展示物の説明をしながらいっしょに回ってくれるんです。)の時間などを確認してくれました。 入り口のロービーにはロッカーがありました。100円なのですが後で戻ってくるんです。うれしいですね。 ![]() 続いての映画「電気と社会の120年史」では電気が日本に入ってきた経緯から発展していく歴史がわかりやすい構成になっていました。 ![]() そもそも電気とは。。。その歴史からわかりやすく話していただきました。 写真の「発電の原理模型」は磁石とコイルと力で電気が生まれる様子がわかりやすくなっています。もともと私は電気系が好きなのでじっくり興味津々で観てしまいました。 電気といえばエジソンですが、そのエジソンの発明品や実は実業家であったエジソンの話などもたっぷり展示、説明があっておもしろいです。 エジソンの発明した発電機は直流型だったのですが、後に交流型の方がいろいろな面で優れているので変わって行く時に彼は「死刑執行には交流を使っている」「交流は危ない!」という意地悪な記事を流してなんとか自分の直流型を残そうとした話はおもわず「へ〜!」と言ってしまいました。 ![]() この千葉火力発電所の1号タービン発電機はどーんと展示スペースの半分も使って横たわっていました。その大きさがわかりますかねー。写真左側が火力で作った水蒸気で回るタービン。そして写真右が回る軸を電磁石で磁石にしてその周りにコイルが固定されていて電気が生まれるんです。ん〜。 ![]() ●そんな横型タービンの欠点は設置場所の広さ確保です。その欠点を無くしたのが左写真の「信濃川発電所水車発電機」です。これだと設置面積が少なくてすみますね。また摩擦なども少なくて良いのだそうです。この展示物も高さが12mもある実物なんです。びっくりですね。 下の羽のような所に大量の水が流れ込み軸を回します。そして上に付いているのが発電機なんです。 ![]() ![]() 山の中から都会まで電気を送ってくれている送電線ですが、その実物を観てまたびっくりです。現在はその材質がアルミニウムとなっているそうです。理由は重さ。でも銅に比べて強さは劣りますね。そこで写真でわかるように2中巻きのアルミニウムの中心に鋼鉄のワイヤーをいれているんです。 この送電線の設置や交換の方法は今も人が登っていき、電線を伝わっていって作業するそうです。(考えただけでも恐い〜です。ご苦労様です。) ![]() 現在の電気網は台風などで送電線などの事故があっても別のルートに切り替えて電気を送り続ける事ができるようにしています。しかしその周波数が違うとできません。そこでこの周波数変換器が必要になるわけです。この変換器が使われるのは大変な事故の時ですので本当は使われないのがいいんです。 そんな設備も開発、設置していかなければならないのですが、電気事業は始めからずーっと民間で頑張っていると執行さんが熱く語っていました。 ![]() 帰りのバスを待つ間、ミュージアムカフェがこの7月にリニューアルオープンしてましたのでアイスコーヒー(なんと180円なんですよー。安い!)で休憩です。 電気に少しでも興味がある人はぜひ一度来て欲しい「電気の史料館」でした。 ●最後に快く取材にご協力いただいた「電気の史料館」のスタッフの皆さん、企画運営G関さん、仲村さん、そしてツアーガイドしていだたいた執行さんには感謝しております。ありがとうございました。 <<<<電気の史料館>>>> http://www.tepco.co.jp/shiryokan/index-j.html 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4-1 東京電力株式会社技術開発センター隣接 TEL:045-613-2400 |
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