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昨年(2010年)の11月に所有のマンションの地下にプライベートスタジオを作ったHさんから、「Doyala ALBERT HALLがリニューアルしました」とお話があったので「え?1年でリニューアルですか?」と疑問を抱きながら再訪問しました。
外見は変わらず、あの看板も健在です。ちょっとほっとした気分です。
ドアを開け階段を地下に下りるとあの入口のイメージ色のショッキングピンクの壁におしゃれな鏡があり正面のドアと左のドアがあります。
正面は鉄のドアなので倉庫かな?左のドアがガラスが入ったこれもおしゃれなドア。
よく見ると防音ドアのようです。
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そのドアを開けて入るとHさんがカウンターの前で出迎えてくれました。
そうです、記憶ではこの場所がステージ前だったかな?
そこには右側にカウンターがL字にあり、ここで飲み物などを渡せるようです。
そして左側にはレンタルロッカー室が数室あり、その奥が出演者の控えスペースになっていました。こりゃー本格的だわ。
カウンターを過ぎて今回リニューアルしたというスタジオに入るとびっくりです。そこにはテーブルとイスが配置よく並び、奥にステージ。その広さは以前の倍近い感じです。
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部屋は以前のHさんのデザインのイメージを引き継いでいますが、その作りは格段の差。聞くとマンション地下のメンテナンスも含め、専門業者に依頼し、内装してもらったとのことでした。
ステージも10cmほどの高さで作られていて素晴らしいです。モニターは以前のヤマハMSR100を前面に置いてありました。注目はそのケーブル処理です。なんだかんだとケーブルがぐしゃぐしゃになってしまうのですが、ここはHさんのアイデアでステージの縁に10cmほどの溝が作られていて場所に合わせてフタの穴からケーブルを出していました。これはすっきりしています。また踏まれたりしないのでケーブルの為にも良いアイデアですね。
Hさんに聞くと音響機材は以前のままで多少配置を替えただけだと言う事でした。
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メインスピーカーもエレクトロボイスのSx300と変更はしていません。また以前のスタジオではスタンド立てにしていましたが、その後スタンドのスペースが邪魔になって天上吊りに変更していました。
そして今回は”音”を考えてステンド立てにしました。しかしそのスタンドはなんと特別注文で制作した物でした。通常のスタンドの欠点の足が邪魔にあって危ない点を床に鉄の平板から上にポールを溶接して解決していました。そしてポールの先をスピーカーが乗る棚板にし、なおかつSx300のスタンド用の穴に入る35mmパイプを位置に合わせて溶接してあります。しかも素材が鉄なので重くしっかりしていて音のブレがありません。こりゃーオリジナル商品で売れますね。
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ステージの後ろは吸音の為の表面がデコボコのスポンジが張られていました。
この黒と壁の赤が以前からのイメージを出しているんですね。
写真に写っている看板も業者さんに作ってもらった物で、立体文字になっています。なんかグレードが何段階もアップしています。
節電を考慮してステージ照明はLED電気器具にしてあり、これが結構まぶしいんです。LEDの技術も進んでいるんですね。
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ステージから客席を写しましたが全部が入らない。この広さは余裕でご近所の方が入れそうです。実は以前の話で近所のコミュニティーになればとありましたが、集まった人から口コミで段々とお客様が増えてしまい。今回のマンションメンテナンスの時期にこの広さを実現したいと踏み切った要因のひとつだと聞きました。
こんなにゆったりしたスペースでステージでバンドの演奏が聞ける場所が、近所のあるってすてきですよね。
話を聞くまでは蛍光灯と思っていましたが、もちろん客席の照明もLED電気器具にしていました。
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お伺いしたこけら落としのステージで演奏が始まり、まずはアコースティックギターの演奏と弾き語りです。その心地よい生の音が自然に伝わってきました。いい感じです。
実は階段の正面の鉄ドアは倉庫では無く、このステージ横のドアでした。そこからちょっと覗かさせていただきましたが、出演者は客席を通らずに控えスペースからステージ袖にこれる。これもよく考えられている配置だと関心しました。
またそのドアの近くにミキサー等の機材も置かれているので、操作も横のドアから入って演奏の邪魔にならずに変更できるわけです。
機材、楽器用の電源もアース付きのコンセントも各場所ごとにあるので、アンプ間のノイズ対策もできていました。
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写真では解りにくいのですが、このステージは四角ではなく下手(客席から見て左側)が少し前に出ている台形になっています。
下手にキーボード等の楽器を配置してスペースを有効に使っているのですね。
また入口から入ってきた時のステージの見た目もいい感じなのでこのせいなんですね。
ステージも終盤になるとブルース、ロックバンドです。結構迫力のある音ですが、耳に刺さることも無く聞きやすい反響でした。まあ私の好みだともっと反響があって頭の中をグルグル音の洪水がうれしいかなとは思ったのですが、一般的ではないですね(苦笑)。
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「それで、いつから営業するんですか?」とHさんに尋ねましたが、その答えはON。当初の考えは変わらず、自分のバンドの練習場に好きに使い、ご近所の方が集まれるコミュニティーにしていくとの事でした。その日も実費代だけで飲み物など出していましたがとても大きな考えのHさんでした。
私はグレープフルーツジュースとチキンサンドを頂きました。おいしかったです。ご馳走さまでした。
なおプライベートライブスペースの為に詳しい住所などは公表できませんのでご了承ください。
ライブスタジオDoyala ALBERT HALL (どうやらアルバートホール)
神奈川県横浜市本牧
プライベートスタジオの為営業はしておりません。
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