フォンターレもどる

平成27年4月1日更新号から

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 平成27年4月1日更新
入り口 ついに2年間待ち続けた我がフロンターレのホームスタジアムの等々力競技場のメインスタンドの改修工事が終了しました。
思い起こせばフロンターレ観戦でやっと手に入れたメインスタンド年間シートは雨天の時はフロンターレ文字の入ったポンチョスタイルのカッパが当たり前。
何度か屋根付きのバックスタンドの誘惑に誘われましたが、寒い雨の日は震えながら応援しました。そのじっと耐えに耐えていた声が川崎市に届きメインスタンド屋根付きの改修工事になったのです。
画面1 ピッチからメインスタンドを見上げるとその大きさに思わず「おお〜〜!やったね!」屋根は席の後ろからでている骨組みに支えられて大きくせり出しています。その骨組みを支える構造体の一部が広くなったコンコースにあります。左の人の大きさでも解るように大きいでしょ。その屋根の上にはLED照明がずらりと並んでいます。この改修工事でメインスタンド両わきにそびえ立っていた照明塔が撤去され屋根に付いたのです。
画面2 このメインスタンド改修工事はいろいろ運営にそった設計がされているようです。毎回選手を乗せたバスが到着しサポーターの歓声があがる正面玄関前は、バスが旋回できるように円形に作られていて対戦相手と2台が余裕で駐車できます。
今回のメインスタンド改修工事はスタンド席や屋根付けだけでは無く、メインスタンドの建物を壊し基礎からまったく新しく建てたのです。 さてさて日ごろは入ることの出来ないその正面玄関から入ってみましょう。
この日は一般の人にお披露目会なのです。粋な計らいの川崎市です。正面入口を入ると(選手は毎回この風景を見て入ってくるのですね)フロンターレカラーの天井が印象的なエントランス。その向こうの階段の先がピッチです。ここでホームのフロンターレは左に、アウエーの敵チームは右に進むのです。
ロッカールーム、室内練習場(この芝は人工芝とは思えませんわ)、シャワールームにはなんと座って入れる一人ひとりのお風呂が4つ、ここまで川崎市がしてくれるなら勝ち進んでいかなければバチが当たりますよね。
画面1 一気にエレベーターで6Fに上がります。そこにあるのは、胸を張って来賓を迎える事のできるスカイテラスシート。ここからの眺めはまるで鳥になったよう。ゴールからゴールまで一目でわかります。でもあまりに遠いので選手の背番号も解りません。戦況を見たい人にはとても良い席ですね。通常はサッカー関係者の来賓や一部が使用するようですが試合のカードによっては抽選で後援会の会員を招待しれくれるので楽しみです。一度はここで観戦もいいかも〜。
画面2 以前のスタンドで苦情が多かったのが音響でした。アナウンスの声がぼけて聞き取れにくかったりそれでいて音楽が耳についてうるさかったり。でも今回の音響はさすがに良いです。屋根にぶら下がるように設置してあるスピーカーはいわゆるラインアレータイプと言って大きなコンサートなどで使われているタイプです。同じ音量で遠くまで届くその音はオーディオ並みと言われるぐらい良いのです。屋根の上から入るメンテナンス用の足場もあって凄いですね。
画面1 苦情のもう一つに飲み物の置き場がありました。入場口でビール缶などは持ち込み禁止となっていて紙コップに移すのですが、その置き場が席に無い。仕方なく床に置くと足で押して倒し、こぼれたビールが前の席の足元を濡らし迷惑をかけることもありんした。今回やっとの席にカップ受けが付いたのです。やれやれです。
いままでは観戦用のイスがならぶメインスタンドでしたが、この建物まるごと改修工事でいろいろな見方ができる席が登場しました。
右のボタンを押してみて下さい。
他の競技場ではみられない席でいっぱいです。飲み物がすっぽり入る穴付きのテーブルが付いたペアシート。記者の人も利用するパソコンもおけるテーブルシート。いっかりテーブルと回転席で仲間とわいわいしながら観戦できるグリープシート。もっとわいわいできるBBQ的なイスとテーブルのパーティーシート(BBQはできませにょ)。幼児も観戦のファミリーシートの前には子供が遊べるスペースがあり、試合中は遊具も用意されています。ファミリーシートから子供の様子を見ながら観戦できるんですねえ。
ここまでホームグランドが整備されたのですから後はフロンターレが勝ち進めば良いのです。しっかり応援しまっせー。

 
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渡辺よしお (watnjp@yahooco/jp)