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「コラテラル・ダメージ」
配給:ワーナーブラザース 監督:アンドリュー・デイビス 主演:アーノルド・シュワルツェネッガー クリフ・カーティス ジュード・ロウ フランシス・オーコナー | |
<<<<<WATNの独断と偏見評価。>>>>> ●映 像 :★★★★★ ●音 響 :★★★★・ ●ストーリー:★★★★・ ●キャスト :★★★★★ ●おすすめ度:★★★★・ |
時間に遅れたゴーディーが急いで駆けつけたとき、突然爆発が起こった。ゴーディの目の前で、愛する妻子は爆発に巻き込まれて死亡。ゴーディーは悲しみのどん底にありながらも、CIAやFBIが迅速に捜査を進めて、爆弾を仕掛けたコロンビアのテロリスト“ウルフ”(クリフ・カーティス)を捕らえ、正義の裁きを下すと信じていた。ゴーディーは爆発直前にテロリストを目撃し、その情報を当局に通報していたのだ。 CIA高官ブラント(イライアス・コーティアス)の「犯人は我々が見つけ出す」という言葉を素直に信じていたゴーディーだったが、何週間たっても捜査には何の進展も見られない。CIAもFBIも、真剣に捜査を進めようとしていないのだ。 ゴーディーの苛立ちは日増しに募っていった。捜査状況を確かめに行くたびに、早く普段の生活に戻れとたしなめられるばかり。いったい何故なのか・・? やがて彼は疑い始める。妻子の死は国家にとって“コラテラル・ダメージ(目的の為の犠牲)”なのではないかと。ゴーディーは自ら行動を起こす決意をする。パスポートとわずかな現金、そして愛する家族を奪った男をこの手で捕まえるという固い決意だけを携えて、単身コロンビアに乗り込んだのだ。 次々と検問をクリアし、ゲリラの本拠地へと近づいて行く途中で目にしたのは、コロンビア内戦のあまりに過酷な実情だった。殺戮と恐怖が日常化している現実。ゴーディーはウルフの行方を追いつつ、不条理な現実とも闘わねばならなかった。小さな寒村に逃げ込んだゴーディーは、セリーナ(フランチェスカ・ネリー)という若い女性とその息子マウロに出会う。若くして南米に渡ってきたセリーナはコロンビア人男性と恋に落ちて以来、戦禍のコロンビアを第二の故郷と考えてきたという。 亡くした妻子を思い起こしたゴーディーは、セリーナ親子を手助けしながらウルフを追い続ける。そのことが、やがて自分自身を窮地に追い込むことも知らずに・・。そしてウルフは次なるテロの標的を、今まさにワシントンに定めようとしていた・・・! |
ジェームズ・キヤメロン監督作「ターミネーター」の主役として、彗星のごとく登場して以来、「ツインズ」、「キンダガートン・コップ」、「ターミネーター2」、「トゥルーライス」、そして、96年夏のアクション大作「イレイサー」、「エンド・オブ・デイズ」なとを次々とヒットさせてきた。 シュワルツェネッガーの映画界におけるキャリアは、77年、ミスター・ユニバース大会の内幕話を措いて、高い評価を得た長編ドキュメンタリー「アーノルド・シュワルツェネッガーの鋼鉄の男」に始まる。 シュワルツェネッガーにとってこの作品は30作目になる。 |
ニュージーランド出身。スイスの名門校テアロト・ディミトリ・スコウラで演技を学ぶ。主な映画出演作に、『ピアノ・レッスン』ケビン・コスナー製作『ラパ・ニュイ モアイの謎』『インサイダー』『救命士』『スリー・ キングス』『6デイズ/7ナイツ』『トレーニング デイ』『ヴァイラス』『ブロウ』『マジェス ティック』がある。また、『ワンス・ウォリアーズ』でニュー ジーランド映画賞の助演男優賞にノミネート、ニュージーランド映画『Desperate Remedies』で同賞を受賞。近年の『Jubliee』でも同・主演男優賞に輝いた。 |
イタリア出身。人気・実力を備えた女優としてヨーロッパを中心に活躍。近年のヒット作『ハンニバル』(01)で、ハンニバル・レクターを誘惑するリナルド・パッツィ捜査官(ジャンカルロ・ジャンニーニ)の妻アレグラを演じて、世界的にも 脚光を浴びた。他の出演作に、アントニオ・バンデラス共演『愛よりも非情』(93)、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『LaMia Generazinol』(96/ウィルマ・ラ ベーテ監督)、ペドロ・アルマドバル監督作『ライブ・フレッシュ』(97)『Ginostra』(ハーベイ・カイテル、アンディ・マクダウェル共演)などがある。 |
アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティックアーツを卒業後、名門アクターズ・スタジオで演技を磨き、個性派監督の作品に数多く出演。『クラッシュ』(96/デイビッド・クローネンバーグ監督)や、カナダを代表する名監督アトム・エゴヤンの『The Adjuster』、新作『Ararart』、『エキゾチカ』(94)など。『エキゾチカ』ではカナダのオスカーに当たるジーニー賞助演男優賞を受賞。 |
憎むべきテロ行為に対し、正義の味方のヒーローがやっつける。というストーリーだと思って見たがなかなか奥があった。 アメリカならではの警察、FBI、CIA、政府の各機関との関係と組織。 結局現場の指揮官の判断で自らテロ行為をしてしまっている事への主人公の葛藤。 敵か味方か、そして、最後の土壇場で主人公が見たものは。。。。 現実にはあれほどの体力と”ツキ”は存在しないだろうがそこは娯楽の映画として楽しみたい。 |
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