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 平成14年10月1日より  
平成14年9月24日 川崎チネチッタで映画「サイン」を見ました。

ポスター 「サイン」
 配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
 監督/プロデューサー/脚本:M・ナイト・シャマラン
 プロデューサー:フランク・マーシャル
 プロデューサー:サム・マーサー
 エグゼクティブ・プロデュー:サキャスリーン・ケネディ
 撮影監督:タク・フジモト
 主演:メル・ギブソン
  <<<<<WATNの独断と偏見評価。>>>>>
      ●映 像  :★★★★・
      ●音 響  :★★★・・
      ●ストーリー:★★★・・
      ●キャスト :★★★★・
      ●おすすめ度:★★★・・

ストーリー
『人には2つのタイプがある。
ひとつは、この世には偶然などなく、奇跡が存在すると信じているタイプ。
もうひとつは、すべては単なる偶然で、未来は自分次第なのだと思うタイプ。
お前はどちらのタイプだ?』
グラハム・ヘスは弟メリルへ問い掛ける。
 フィラデルフィアから72kmのペンシルバニア州バックス郡に住む牧師のグラハム・ヘスは平凡だが幸せな家庭を築いていた。しかし妻が隣人レイの居眠り運転による事故でグラハムの目の前で息をひきとった。臨終の言葉は、「グラハム、よく見て。メリル、打て!」
弟のメリルの野球の事で口にしたと思うが、グラハムに向けられた第一の兆候(サイン)だとは気づかなかった。
あまりにも耐え難い喪失感、グラハムは初めて神の存在を疑い、その日を契機に信仰に背を向け牧師を辞めた。そして農園を経営するようになったのだ。
そしてここから不可思議な出来事が始まった。

◇◆◇ キャスト ◇◆◇


メル・ギブソン(グラハム・ヘス役)
1956年1月3日、アメリカ、ニューヨーク・シティ生まれ。68年に一家でオーストラリアに移住。姉が彼に無断で国立演劇学校に応募したところ、入学を許され、高校卒業後は俳優の道を志すようになった。映画デビュー作は、在学中に学生たちが作った78年の「メル・ギブソンの青春グラフィティ」。「マッドマックス2」(81)や「マッドマックス・サンダーア−ム」(85)といった大ヒット作にも続けて主演し、タフでクールなアクション・スターとしての地位を確立した。

ホアキン・フェニックス)(メリル・ヘス役)
1974年10月28日、プエルトリコ生まれ。兄は「スタンド・バイ・ミー」で知られながらも故人となったリバ−・フェニックス。姉のレイン、妹サマーも女優という芸能一家。95年にガス・ヴァン・サント監督の「誘う女」でニコール・キッドマンに誘惑されて彼女の夫を殺す高校生役をリアルに演じて高い評価を受けた。97年の青春映画「秘密の絆」では純愛を貫く青年役を好演し、共演者リブ・タイラーとのロマンスも噂された。

ローリー・カルキン(モーガン・ヘス役)
ニューヨーク市に、カルキン家の7番目の子供として生まれた。ローリーは映画『You Can Count On Me』でローラ・リニー、マーク・ラファロと共演し、その演技によってインディペンデント・スピリット賞にノミネートされた。彼が初めて出演した作品は、20世紀フォックスの『The Good Son』。ワーナーブラザーズの『リッチー・リッチ』では4歳のリッチーを演じた。彼は最近、デニス・リアリーの息子役でABCテレビ・シリーズ『The Job』に出演している。

アビゲイル・ブレスリン(ボー・へス役)
若干5歳の彼女は兄のスペンサー・ブレスリン(ブルース・ウィリス主演の『キッド』に出演)に続いてこの業界で仕事をはじめた。
彼女は3歳のときに初めて「トイザラス」のコマーシャルに出たが、CF出演以外では、この『サイン』が彼女の初めての映画の仕事となった。
M.ナイト・シャマラン(レイ・レディ役)
99年に全米で公開されて870億円を越える驚異的な大ヒットとなった心理スリラー「シックス・センス」。この年のアカデミー賞では作品賞を始め、全6部門のノミネートを受け、一躍、注目の若手監督となったシャマラン。続く2000年の戦慄のスリラー「アンブレイカブル」
今回は監督はもちろん役者としてヘス家の隣に住むレイ・レディ役を演じている。
彼は過去の作品ではこれといった役はなかった。しかしこのサインではその重要な役をこなしている。彼の動き言葉に注目である。

見どころ
◆まずこれはサスペンスホラーでもSF映画でもないとことわっておこう。
事前に「このグラハム・ヘスがかつて牧師だったこと、妻を無くし神の存在を疑い牧師をやめ農園経営をしていること。」
信仰のない私がこの映画を理解するには知っておく必要があった事柄だった。
人の心の”神”について描いている。そして家族の絆と信頼。しかし愛情映画ではないので涙は流さないだろう。
細かな点では、なぜ?○○なの?どーして××するの?など疑問があるがストーリーの流れの中では目をつぶってもいい事だろう。
監督は列車事故でたった1人の生存者を描いた 「アンブレイカブル」や ブルース・ウィルスとハーレイ・ジョエル・オスメントが人の5感を描く 「シックス・センス」 のM・ナイト・シャラマン。彼特有のストーリーの裏を流れる本質に理解できると面白い映画だと思う。


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渡辺よしお (watnjp@yahoo.co.jp)